Docker Compose のスタンドアローンインストール
このページでは Linux または Windows Server 上において、コマンドラインを使ってスタンドアローンの Docker Compose をインストールする手順を示します。
警告
スタンドアローンの Compose では、現時点の標準文法となっている
compose
ではなく-compose
を利用します。 たとえばスタンドアローンの Compose ではdocker compose up
ではなくdocker-compose up
と入力してください。
Linux
以下を実行して、スタンドアローンの Docker Compose をダウンロードしインストールします。
$ curl -SL https://github.com/docker/compose/releases/download/v2.32.0/docker-compose-linux-x86_64 -o /usr/local/bin/docker-compose
インストール先となっているパス内のスタンドアローンバイナリーに対して実行パーミッションを与えます。
$ chmod +x /usr/local/bin/docker-compose
docker-compose
を実行して Docker Compose コマンドの実行を確認します。
情報
インストール後に
docker-compose
コマンドが失敗した場合は、インストールパスを確認してください。 また/usr/bin
あるいはパスとしている別のディレクトリへのリンクを生成して対処することもできます。 たとえば以下のとおりです。$ sudo ln -s /usr/local/bin/docker-compose /usr/bin/docker-compose
Windows Server
Microsoft Windows Server において Docker デーモンを直接利用 していて Docker Compose をインストールする場合は、以下の手順に従います。
PowerShell を管理者権限で起動します。 アプリからデバイスに対しての変更を許可するように問われたら、はい を選んでインストール作業を進めます。
任意の作業。 TLS1.2 の有効化操作です。 GitHub では TLS1.2 によるセキュア接続が必要です。 利用している Windows Server が 2016 などのように古いバージョンである場合、あるいは TLS1.2 が無効化されているような場合は、PowerShell において以下のコマンドを実行します。
[Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol = [Net.SecurityProtocolType]::Tls12
以下のコマンドを実行して Docker Compose の最新リリース (v2.32.0) をダウンロードします。
Start-BitsTransfer -Source "https://github.com/docker/compose/releases/download/v2.32.0/docker-compose-windows-x86_64.exe" -Destination $Env:ProgramFiles\Docker\docker-compose.exe
To install a different version of Docker Compose, substitute
v2.32.0
with the version of Compose you want to use.メモ
Windows Server 2019 においては、Compose 実行ファイルを
$Env:ProgramFiles\Docker
にインストールすることもできます。 このディレクトリはシステムのPATH
に登録されているため、この後の手順においては、特になにも設定せずにdocker-compose --version
コマンドを実行することができます。インストール結果を確認します。
$ docker-compose.exe version Docker Compose version v2.32.0