デーモンの起動

このページではデーモンの起動方法を示します。手動の場合と OS ユーティリティーを用いる場合のそれぞれを説明します。

OS ユーティリティーを使ったデーモン起動

標準的にインストールを行えば Docker デーモンはシステムユーティリティーによって起動されます。つまりユーザーが手動起動するものではありません。これにより、マシンの起動と同時に自動的に Docker を起動させることができます。

Docker の開始コマンドはオペレーティングシステムにより異なります。 Docker のインストールにおける適切な説明を参照してください。

systemd を使った起動

Ubuntu や Debian などのオペレーティングシステムでは、Docker サービスが自動起動します。手動で起動させる場合には以下のコマンドを実行します。

$ sudo systemctl start docker

システムブート時に Docker を起動させたい場合にはブート時の Docker 起動設定を参照してください。

手動によるデーモン起動

Docker デーモンを管理するシステムユーティリティーを利用したくない場合、あるいは単にテストを行いたい場合などには、dockerd コマンドを使って手動起動することができます。その際にはオペレーティングシステムの設定によっては sudo を用いることが必要かもしれません。

この方法によって Docker を起動した場合、Docker はフォアグランド実行されて、ログは直接端末画面に出力されます。

$ dockerd

INFO[0000] +job init_networkdriver()
INFO[0000] +job serveapi(unix:///var/run/docker.sock)
INFO[0000] Listening for HTTP on unix (/var/run/docker.sock)

手動によりデーモンを起動していた場合、これを停止するには端末画面にて Ctrl+C を入力します。