C++ アプリケーションのコンテナー化

前提条件

  • git クライアント が利用可能であること。 本節の利用例ではコマンドラインベースの git クライアントを用いていきますが、別のクライアントを用いてもかまいません。

概要

本節では C++ アプリケーションをコンテナー化して実行する手順を示していきます。

サンプルアプリケーションの入手

本ガイドにおいて利用するサンプルアプリケーションをクローンします。 端末画面を開いて、作業を行うディレクトリに移動します。 そして以下のコマンドを実行してリポジトリをクローンします。

$ git clone https://github.com/dockersamples/c-plus-plus-docker.git

上により c-plus-plus-docker ディレクトリ内は以下の内容となるはずです。

├── c-plus-plus-docker/
│ ├── compose.yml
│ ├── Dockerfile
│ ├── LICENSE
│ ├── ok_api.cpp
│ └── README.md

リポジトリ内の各ファイルについての詳細は以下を参照してください。

アプリケーションの実行

端末画面内の c-plus-plus-docker ディレクトリから以下のコマンドを実行します。

$ docker compose up --build

ブラウザーを開いて http://localhost:8080 にアクセスしてアプリケーションを確認します。 ブラウザー上には {"Status" : "OK"} というメッセージが表示されるはずです。

端末画面から ctrl+c を押下してアプリケーションを停止します。

バックグラウンドでのアプリケーション実行

アプリケーションは端末から切り離して実行することができます。 それには -d オプションをつけます。 端末画面内の c-plus-plus-docker ディレクトリから以下のコマンドを実行します。

$ docker compose up --build -d

ブラウザーを開いて http://localhost:8080 にアクセスしてアプリケーションを確認します。

端末画面から以下のコマンドを実行してアプリケーションを停止します。

$ docker compose down

Compose コマンドの詳細は Compose CLI リファレンス を参照してください。

まとめ

本節では Docker を使って C++ アプリケーションをコンテナー化して実行する方法について学びました。

関連情報

次のステップ

次の節では、コンテナーを使ってアプリケーションの開発を行う方法を学びます。