共通する課題や質問

Docker Build Cloud は標準製品なのか Docker Desktop の一部なのか?

Docker Build Cloud は Docker Desktop においても、また単独でも利用できるサービスです。 これによってコンテナーイメージのビルドがより早くなり、クラウドインフラストラクチャー内で処理されるので、ローカルでも CI 内でも同じです。 このサービスではリモートにあるビルドキャッシュを利用します。 したがってどこからでも、またどの開発チームメンバーに対しても高速なビルドを保証します。

Docker Desktop とともに利用している場合は Builds 画面 から Docker Build Cloud は簡単に確認することができます。 同一のビルダーを使って自身や他の開発メンバーが実行したビルドの情報を確認することができ、共同して問題解決に当たることができます。

Docker Desktop をなしにして Docker Build Cloud を利用する場合は、Docker Build Cloud (cloud ドライバー) に対応している Buildx バージョンを ダウンロードおよびインストール する必要があります。 docker compose build コマンドを使って Docker Build Cloud によるビルドを行おうとする場合は、同じように Docker Build Cloud に対応している Docker Compose バージョンを必要とします。

Docker Compose とともに用いた場合に Docker Build Cloud はどのように動作するのか?

Docker Compose では Docker Build Cloud を簡単に利用することができます。 Docker Build Cloud 互換のクライアント (buildx) をインストールすれば、どちらのコマンドも動作することになります。

Docker Build Cloud チームプランでは何分まで実行できるか?

Docker Build Cloud の価格については 価格のページ を参照してください。

個人ユーザーは Docker Build Cloud を試すことができるのか?

Docker 購入者 (Pro, Team, Business) は Build Cloud を利用するために、複数アカウントにわたって共有できる所定時間が与えられます。

Docker 購入者でない場合には、無償の個人アカウントにサインアップすれば、Docker Build Cloud のトライアル版の利用が可能になります。 個人アカウントは 1 ユーザーに限定されます。

チームを通じてキャッシュ共有機能を利用するためには、Docker Team、Docker Business の有償チームプランを購入する必要があります。

Docker Build Cloud は CI プラットフォームをサポートするのか? GitHub Actions とともに動作するのか?

答えは「はい」です。 Docker Build Cloud は CI プラットフォームとして GitHub Actions, CircleCI, Jenkins など数多くのものにおいて利用可能です。 これはビルドパイプラインを迅速に処理できるものであり、処理待機時間やコンテキストの切り替えに伴う時間を削減します。

Docker Build Cloud を GitHub Actions において利用すれば、ビルド処理、テスト、開発パイプラインをを自動化できます。 Docker ではユーザーのワークフローにおいて利用可能な公式の GitHub Actions も数多く提供しています。

Docker Build Cloud に対しての GitHub Actions の利用は、実にわかりやすいものです。 GitHub Actions の設定が 1 行だけ変更されたとしても、その他は変わらずそのままです。 新たにパイプラインを生成する必要などありません。 詳しくは Docker Build Cloud に対応した CI ドキュメント を参照してください。