docker config inspect

内容説明1 つまたは複数の config についての詳細情報を表示します。
利用方法docker config inspect [OPTIONS] CONFIG [CONFIG...]

Swarm このコマンドは Swarm オーケストレーターにおいて動作します。

内容説明

指定された config の詳細情報を表示します。

デフォルトでは結果をすべて JSON 配列として返します。 フォーマット指定が行われた場合は、指定されたテンプレートが各項目に適用されて出力されます。

フォーマットの詳細については、Go 言語の text/template パッケージに説明されているので参照してください。

config 利用の詳細については Docker Config を利用した設定データの保存 を参照してください。

メモ

これはクラスター管理コマンドであるため、Swarm のマネージャーノード上で実行する必要があります。 マネージャーノードとワーカーノードについては、本ドキュメントの Swarm モード を参照してください。

オプション

オプションデフォルト内容説明
-f, --formatカスタムテンプレートを使って出力をフォーマットします。
'json': JSON 書式により出力します。
'TEMPLATE': 指定された Go テンプレートを使って出力します。
テンプレートを使ったフォーマット出力の詳細は https://matsuand.github.io/docker.docs-ja/engine/cli/formatting/ を参照してください。
--pretty読みやすい書式で内容を出力します。

利用例

名前や ID を指定した config の詳細表示

詳細表示する config を指定するには 名前 または ID を指定します。

以下の config を使った例を示します。

$ docker config ls

ID                          NAME                CREATED             UPDATED
eo7jnzguqgtpdah3cm5srfb97   my_config           3 minutes ago       3 minutes ago
$ docker config inspect config.json

結果は JSON 書式であり、たとえば以下のようになります。

[
  {
    "ID": "eo7jnzguqgtpdah3cm5srfb97",
    "Version": {
      "Index": 17
    },
    "CreatedAt": "2017-03-24T08:15:09.735271783Z",
    "UpdatedAt": "2017-03-24T08:15:09.735271783Z",
    "Spec": {
      "Name": "my_config",
      "Labels": {
        "env": "dev",
        "rev": "20170324"
      },
      "Data": "aGVsbG8K"
    }
  }
]

フォーマット指定 (--format)

--format オプションを利用すると、config の特定の情報を取得することができます。 以下の実行コマンド例では config の生成時刻を出力します。

$ docker config inspect --format='{{.CreatedAt}}' eo7jnzguqgtpdah3cm5srfb97

2017-03-24 08:15:09.735271783 +0000 UTC