トップレベル項目 version と name

トップレベル項目 version (廃止予定)

重要

トップレベルの version プロパティは Compose 仕様において後方互換のために定義されています。 これは単に情報を書き示すだけのものであり、これを利用した場合は警告メッセージが出力されます。

Compose は version による指定内容には関係なく、もっとも最新のスキーマを使って Compose ファイルを検証します。

Compose は Compose ファイルが完全に解析可能であるかどうかを検証します。 指定項目に不明のものがあった場合、それはつまり、より最新の仕様バージョンにおいて定義された項目を Compose ファイル内に使用していた場合が考えられますが、その場合は警告メッセージが出力されます。

トップレベル項目 name

トップレベルの name プロパティは Compose 仕様において、プロジェクト名を明示的に指定しなかった場合に用いられる名前です。

Compose においてプロジェクト名を上書き設定するために指定する方法であり、トップレベルのこの name 項目が設定されなかった場合は、デフォルトのプロジェクト名が採用されます。

プロジェクト名がトップレベルの name やカスタム機能により設定されると、環境変数 COMPOSE_PROJECT_NAME やその 補間 を通じて利用されます。

name: myapp

services:
  foo:
    image: busybox
    command: echo "I'm running ${COMPOSE_PROJECT_NAME}"

Compose プロジェクトへの名前づけに関する方法については プロジェクト名の設定 を参照してください。