監査ログ

監査ログ (audit log) は、組織やリポジトリレベルで発生するアクティビティーを時系列で一覧表示するものです。 この機能では、Docker Team アカウントの所有者すべてに対して、チームメンバーのアクティビティーを報告します。 これによってチーム所有者は、実施された変更、その日付、その変更の開始者を確認して追跡することができます。 たとえば監査ログには、リポジトリが生成、削除された日、リポジトリを生成したチームメンバー、リポジトリ名、固有設定がいつ変更されたか、といったアクティビティーが表示されます。

Docker の Team プランを購入している組織のリポジトリに対しては、チーム所有者もそのリポジトリの監査ログを参照することができます。

監査ログの参照

監査ログを参照するには以下を行います。

  1. Docker Hub において、対象組織の所有者アカウントによりサインインします。
  2. 一覧から対象組織を選択して、Activity タブをクリックします。

    組織の Activity タブ

監査ログは、この機能が実現された日からのアクティビティーを追跡しています。 その日とは 2021 年 1 月 25 日 です。 この日付よりも前に発生したアクティビティーは記録されません。

メモ

Docker では監査ログアクティビティーデータを 3 ヵ月間保持します。

監査ログのカスタマイズ

組織やリポジトリレベルで発生するアクティビティーは、デフォルトですべて Activity タブに表示されます。 カレンダーオプションを使って日付範囲を選べば、表示結果をカスタマイズすることができます。 日付範囲を選択した後は、その範囲内に発生したアクティビティーに対する監査ログが Activity タブに表示されます。

アクティビティー一覧


メモ

利用者において発生した問題を Docker サポートが解決した場合、生成されるアクティビティーには、監査ログ内に dockersupport として示されます。


ドロップダウンリストの中から All Activities(全アクティビティー)を選べば、組織やリポジトリに対するアクティビティーを一覧表示することができます。 この後に Organization(組織)または Repository(リポジトリ)を選び、All Actions ドロップダウンリストを使って、表示結果を詳細に見ることができます。 Repository 画面から Activities タブを選んだ場合は、リポジトリレベルのアクティビティーのみを見ることができます。

Refine org activities

監査ログのイベント定義

以下の節におけるイベントとその説明の一覧を参照してください。

組織 (organization) イベント

イベント 内容説明
Team Created
チーム生成
チーム生成に関するアクティビティー。
Team Deleted
チーム削除
チーム削除に関するアクティビティー。
Team Member Added
チームメンバー追加
チームへのメンバー追加に関する詳細。
Team Member Removed
チームメンバー削除
チームからのメンバー削除に関する詳細。
Team Member Invited
チームメンバー招待
チームに招待されたメンバーに関する詳細。
Organization Member Removed
組織メンバー削除
組織から削除されたメンバーに関する詳細。
Organization Created
組織生成
組織生成に関するアクティビティー。

リポジトリイベント

イベント 内容説明
Repository Created
リポジトリ生成
新たなリポジトリ生成に関するアクティビティー。
Repository Deleted
リポジトリ削除
リポジトリ削除に関するアクティビティー。
Privacy Changed
プライバシー変更
更新されたプライバシーポリシーに関する詳細。
Tag Pushed
タグプッシュ
タグプッシュに関するアクティビティー。
Tag Deleted
タグ削除
タグ削除に関するアクティビティー。
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