docker service logs
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説明
サービスまたはタスクのログを取得します。
API 1.29 以上
このコマンドを利用するには、クライアントとデーモンの API はともに、最低でも
1.29
である必要があります。
クライアント上においてdocker version
コマンドを実行して、クライアントとデーモンの API バージョンを確認してください。
Swarm このコマンドは Swarm オーケストレーターにおいて動作します。
利用方法
$ docker service logs [オプション] SERVICE|TASK
追加説明
docker service logs
コマンドは、実行時に存在するログを取得します。
メモ
これはクラスター管理コマンドです。 したがって Swarm 上のマネージャーノードにおいて実行する必要があります。 マネージャーノードやワーカーノードについては、Swarm モード を参照してください。
docker service logs
コマンドでは、サービスの名前または ID を指定できます。
またタスクにおいては ID を指定します。
サービスが指定された場合、そのサービスに対するコンテナーすべてのログを表示します。
タスクが指定された場合、その特定タスクに対するログのみを表示します。
メモ
このコマンドは
json-file
またはjournald
ログドライバーを使って起動されたコンテナーに対してのみ動作します。
ログドライバーの選定と設定に関しては ログドライバーの設定 を参照してください。
docker service logs --follow
と実行すると、サービスのSTDOUT
およびSTDERR
に出力される新たなログを継続して出力します。
--tail
に対して負数や数字以外を指定することはできません。
その場合はall
が設定されたものとして動作します。
docker service logs --timestamps
を実行すると、各ログエントリーにおいて RFC3339Nano タイムスタンプ を追加します。
たとえば2014-09-16T06:17:46.000000000Z
のような出力です。
ナノ秒の桁部分の整形が必要な場合にはゼロが埋められます。
docker service logs --details
を実行すると、サービス生成時に--log-opt
に対して指定された環境変数やラベルのような追加の属性が表示されます。
--since
オプションを用いると、指定した日付時刻以降に生成されたサービスログのみを表示します。
指定できる日付書式は RFC 3339 日付、UNIX タイムスタンプ、Go 言語の時間文字列(1m30s
、3h
)です。
RFC3339 日付書式ではさらに RFC3339Nano 書式が利用可能であり、2006-01-02T15:04:05
、2006-01-02T15:04:05.999999999
、2006-01-02Z07:00
、2006-01-02
といったものが利用できます。
タイムスタンプの終わりにZ
やタイムスタンプオフセット+-00:00
を指定しなかった場合には、クライアントのタイムゾーンが用いられます。
Unix タイムスタンプを用いる場合は、秒[.ナノ秒]と記述します。
ここで秒は 1970年1月1日(UTC/GMT の真夜中)からの経過秒であり、うるう秒を含めません(Unix エポックまたは Unix 時間と呼ばれます)。
また任意の指定として .ナノ秒の項目には 9 桁以下の少数を記述します。
--since
オプションは--follow
オプションや--tail
オプションと組み合わせて利用することができます。
オプション
名前/省略形 | デフォルト | 説明 |
--details |
API 1.30 以上 ログに出力されている詳細を表示します。 |
|
--follow , -f |
ログ出力を継続します。 | |
--no-resolve |
ID から名前へのマッピングは行わないようにします。 | |
--no-task-ids |
タスク ID を出力に含めないようにします。 | |
--no-trunc |
詳細出力を行います。 | |
--raw |
API 1.30 以上 ログを整形しません。 |
|
--since |
指定タイムスタンプ(たとえば 2013-01-02T13:23:37Z)以降、あるいは相対的な時間(たとえば 42 分なら 42m)以降のログを表示します。 | |
--tail , -n |
all |
ログ最終部分から表示する行数。 |
--timestamps , -t |
タイムスタンプを表示します。 |
上位コマンド
コマンド | 説明 |
---|---|
docker service | サービスを管理します。 |
関連コマンド
コマンド | 説明 |
docker service create | 新たなサービスを生成します。 |
docker service inspect | サービスの詳細情報を表示します。 |
docker service logs | サービスまたはタスクのログを取得します。 |
docker service ls | サービス一覧を表示します。 |
docker service ps | 1 つまたは複数サービスのタスクを一覧表示します。 |
docker service rm | 1 つまたは複数のサービスを削除します。 |
docker service rollback | サービス設定に対しての変更を元に戻します。 |
docker service scale | 1 つまたは複数のレプリカサービスをスケール変更します。 |
docker service update | サービスを更新します。 |