docker tag

説明

SOURCE_IMAGE を参照する TARGET_IMAGE タグをつけます。

利用方法

$ docker tag SOURCE_IMAGE[:TAG] TARGET_IMAGE[:TAG]

追加説明

イメージ名はスラッシュで区切った名称により構成されます。 また任意として、レジストリのホスト名を先頭につけることもできます。 ホスト名は標準的な DNS ルールに従う必要がありますが、アンダースコア文字を含めることはできません。 ホスト名を指定した場合は、ホスト名に続けて任意指定としてポート番号をつけることができます。 その書式は:8080といったものです。 ホスト名の指定がない場合、このコマンドはデフォルトで Docker の公開レジストリregistry-1.docker.ioを利用します。 名称に含めることができるのは、英小文字と数字とセパレーター文字です。 セパレーター文字は、ピリオド 、1 つか 2 つのアンダースコア、1 つまたは複数のダッシュのいずれかです。 名称の先頭や末尾にセパレーター文字を用いることはできません。

タグ名にはアスキー文字の中から、英字の大文字小文字、数字、アンダースコア、ピリオド、ダッシュを用います。 タグ名をピリオドやダッシュから始めないようにします。 タグ名の最大文字数は 128 です。

名前とタグを使ってグループ分けを行えば、それを Docker Hub 上にアップロードして イメージ共有 ができます。

本コマンドの利用例については、以下に示す 利用例の節 を参照してください。

利用例

ID 参照したイメージへのタグづけ

ローカルにあるイメージ ID「0e5574283393」のイメージに、「fedora」リポジトリの「version1.0」としてタグづけします。

$ docker tag 0e5574283393 fedora/httpd:version1.0

名前参照したイメージへのタグづけ

ローカルにあるイメージ 名「httpd」のイメージに、「fedora」リポジトリの「version1.0」としてタグづけします。

$ docker tag httpd fedora/httpd:version1.0

上ではタグ名が指定されていないため、既存のローカルイメージhttpd:latestに対してのエイリアスが生成されます。

名前とタグ参照したイメージへのタグづけ

ローカルにあるイメージ 名「httpd」、タグ名「test」のイメージに、「fedora」リポジトリの「version1.0.test」としてタグづけします。

$ docker tag httpd:test fedora/httpd:version1.0.test

プライベートリポジトリ内のイメージタグづけ

Docker レジストリではなくプライベートレジストリにイメージをプッシュするには、レジストリホスト名と(必要に応じて)ポート番号を用いてタグづけを行わなければなりません。

$ docker tag 0e5574283393 myregistryhost:5000/fedora/httpd:version1.0

上位コマンド

コマンド 説明
docker Docker CLI の基本コマンド