Swarm へのノード追加

マネージャーノードにおいて Swarm の生成 を行ったら、次はワーカーノードの追加です。

  1. ターミナル画面を開き、ワーカーノードを起動させたいマシンに SSH 接続します。 このチュートリアルではworker1というマシン名にします。

  2. Swarm の生成 においてdocker swarm initを実行した際に出力されたコマンドを実行します。 これにより、すでに生成済の Swarm に参加するワーカーノードを生成します。

    $ docker swarm join \
      --token  SWMTKN-1-49nj1cmql0jkz5s954yi3oex3nedyz0fb0xx14ie39trti4wxv-8vxv8rssmk743ojnwacrr2e7c \
      192.168.99.100:2377
    
    This node joined a swarm as a worker.
    

    上のコマンドが実行できない場合は、マネージャーノード上で以下のコマンドを実行して、ワーカーノードを参加させるためのコマンドを確認してください。

    $ docker swarm join-token worker
    
    To add a worker to this swarm, run the following command:
    
        docker swarm join \
        --token SWMTKN-1-49nj1cmql0jkz5s954yi3oex3nedyz0fb0xx14ie39trti4wxv-8vxv8rssmk743ojnwacrr2e7c \
        192.168.99.100:2377
    
  3. ターミナル画面を開き、2 つめのワーカーノードを起動させたいマシンに SSH 接続します。 このチュートリアルではworker2というマシン名にします。

  4. Swarm の生成 においてdocker swarm initを実行した際に出力されたコマンドを実行します。 これにより、すでに生成済の Swarm に参加する 2 つめのワーカーノードを生成します。

    $ docker swarm join \
      --token SWMTKN-1-49nj1cmql0jkz5s954yi3oex3nedyz0fb0xx14ie39trti4wxv-8vxv8rssmk743ojnwacrr2e7c \
      192.168.99.100:2377
    
    This node joined a swarm as a worker.
    
  5. ターミナル画面を開き、マネージャーノードが起動しているマシンに SSH 接続します。 そしてdocker node lsコマンドを実行して、ワーカーノードを確認します。

    $ docker node ls
    ID                           HOSTNAME  STATUS  AVAILABILITY  MANAGER STATUS
    03g1y59jwfg7cf99w4lt0f662    worker2   Ready   Active
    9j68exjopxe7wfl6yuxml7a7j    worker1   Ready   Active
    dxn1zf6l61qsb1josjja83ngz *  manager1  Ready   Active        Leader
    

    MANAGERカラムは、Swarm 内のマネージャーノードがどれであるかを示しています。 このカラムがworker1worker2では空になっています。 つまりこれらはワーカーノードであることがわかります。

    docker node lsのような Swarm 管理コマンドは、マネージャーノード上でのみ実行可能です。

次にすることは

ここまでに Swarm は、1 つのマネージャーと 2 つのワーカーノードにより構成されることになりました。 本チュートリアルの次のステップでは、Swarm に対して サービスのデプロイ を行います。

tutorial, cluster management, swarm