この次は何
チュートリアルのワークショップはこれにて終了ですが、コンテナーについて学ぶことはまだまだあります。 ここでは詳細には触れませんが、今後学んでいくべきテーマについていくつか示しておきます。
コンテナーのオーケストレーション
本番環境においてコンテナーを動作させるのは骨の折れる作業です。
マシンにログインしてdocker run
やdocker-compose up
を入力するなんて、したくないでしょう。
なぜなんでしょう。
ではコンテナーが動作不能になったらどうしますか。
複数マシンを使ってスケールアップをするのはどうしますか。
コンテナーオーケストレーションがこれを解決します。
Kubernetes、Swarm、Nomad、ECS というツールがこの問題をすべて解決します。
それぞれ若干異なるやり方で。
一般的な考え方として、あなたの横に こうあるべき という状態を知る「マネージャー」がいます。 この状態というのは「ウェブアプリのインスタンスを 2 つ立ち上げてポート 80 で公開したいんです」といったものです。 マネージャーはそこで、クラスター内にあるマシンすべてを見渡して、「ワーカー」ノードに作業を依頼します。 マネージャーは状況変化(たとえばコンテナーが停止していないか)を常に監視していて、実際の状態 を こうあるべき状態 に持っていく作業を行います。
Cloud Native Computing Foundation プロジェクト
CNCF(Cloud Native Computing Foundation)はベンダーには依存しない、さまざまなオープンソースプロジェクトの協同体です。 ここには Kubernetes、Prometheus、Envoy、Linkerd、NATS など実にさまざまなプロジェクトがあります。 プロジェクトについては graduated and incubated projects here に示されており、CNCF Landscape はこちら から参照できます。 ここにはさまざまなプロジェクトがあり、各種の問題、たとえばシステムの監視、ログ処理、セキュリティ、イメージ登録、メッセージ処理などを解決することができます。
そこでコンテナー事情やクラウドネイティブなアプリ開発は初めてという方も、どうぞお越しください。 ぜひコミュニティに参加して質問をあげ学び続けてください。 よろしくお願いします。
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