IPv6 サポートの有効化

Docker コンテナーや Swarm サービスにおいて IPv6 を利用するには、まず Docker デーモンにおいて IPv6 サポートを有効にしておく必要があります。 これを行った後は、コンテナー、サービス、ネットワークのいずれに対しても、IPv4、IPv6(またその両方)を選択して利用することができます。

メモ

IPv6 ネットワークは、Linux ホスト上で稼動する Docker デーモンに対してのみサポートされています。

  1. /etc/docker/daemon.json を編集して、ipv6 キーを true に、また fixed-cidr-v6 キーに IPv6 サブネットを設定します。 本例では、後者を 2001:db8:1::/64 に設定します。

    {
      "ipv6": true,
      "fixed-cidr-v6": "2001:db8:1::/64"
    }
    

    ファイルを保存します。

  2. Docker 設定ファイルを再読み込み(reload)します。

    $ systemctl reload docker
    

これから先は --ipv6 フラグを使ってネットワークを生成することができます。 またコンテナーに対して --ip6 フラグを使って IPv6 アドレスを割り当てることができます。

次のステップ

daemon, network, networking, ipv6