アカウントから組織への移行

すでにあるユーザーアカウントを組織(organization)として移行することができます。 これを行いたいと思うケースとしては、利用しているユーザーアカウントやリポジトリに、複数のユーザーがアクセスする必要がある場合です。 組織に移行すると、チームを介して各ユーザーのパーミッションを適切に管理できるようになります。

メモ

ユーザーアカウントを組織に移行してしまうと、ユーザーアカウントに戻すことはできなくなります。 したがって本当にユーザーアカウントを移行すべきかどうかは、十分に確認してください。

前提条件

ユーザーアカウントを組織へ移行する際には、以下の手順を行っておく必要があります。

  1. 移行しようとしているユーザーアカウントは、チームや組織のメンバーであってはなりません。 所属しているチームや組織からは、そのアカウントを削除しておくことが必要です。

    Organizations のページに行き、一覧から組織を選択します。 そしてメンバー一覧内にある目的のユーザー名において、すぐ横にある「組織から離れる」矢印をクリックします。

    そのユーザーアカウントが、いずれかの組織における唯一の所有者となっている場合は、別のユーザーアカウントを「owners」チームに加えた上で、そのユーザーアカウントを組織から削除するようにします。

  2. まったく別の Docker ID を用意しておく必要があります。 これを移行操作の最中に、組織の所有者として割り当てます。

    ユーザーアカウントを組織に移行するにあたって、別のユーザーアカウントを持っていないなら、新たなユーザーアカウントを生成して、それを新たな組織の所有者として割り当てる必要があります。 これを行うと、そのユーザーアカウントは「owners」チームの最初のユーザーとして登録され、組織の設定と管理を行う管理者権限を持ちます。 移行操作後は、別のユーザーを「owners」チームに追加できるようになります。

コミュニティアカウントの組織への移行

  1. 移行しようとしているユーザーアカウントを、それまで所属していたチームや組織から削除します。 またアカウント移行を行うにあたって新たな Docker ID を取得していることが必要です。 詳しくは 前提条件 を参照してください。

  2. ページトップのナビゲーションにあるアカウント名をクリックします。 そして Account Settings へ進みます。

  3. Convert Account タブにおいて Convert to Organization をクリックします。

  4. ユーザーアカウントの移行に関して表示される警告を十分に確認します。 移行結果を元に戻すことはできません。 移行により、それまでの成果物やアカウントには相当の影響があります。

  5. 移行処理の合間に、組織の所有者となる Docker ID の入力が必要です。 このユーザーアカウントは組織を管理するものであり、移行が終了した後は、このユーザーアカウントを使わなければ組織にはアクセスできなくなります。 この Docker ID は、ここからさらに移行を行うアカウントとして用いることはできません。

  6. Convert をクリックして確認処理へ進みます。 新たな所有者へは通知メールが届きます。 この所有者アカウントを使って、新しい組織にログインします。

    コミュニティアカウントは、このようにして組織に移行されました。

Docker Pro アカウントの組織への移行

メモ

Docker Pro アカウントから組織への移行を行う場合、このアカウントは Team プランとして移行されます。 したがって 5 シート分に対して月額 35 ドルが課金されます。 詳しくは Docker Pricing を参照してください。

  1. 移行しようとしているユーザーアカウントを、それまで所属していたチームや組織から削除します。 またアカウント移行を行うにあたって新たな Docker ID を取得していることが必要です。 詳しくは 前提条件 を参照してください。

  2. ページトップのナビゲーションにあるアカウント名をクリックします。 そして Account Settings へ進みます。

  3. Convert Account タブにおいて Convert to Organization をクリックします。

  4. ユーザーアカウントの移行に関して表示される警告を十分に確認します。 移行結果を元に戻すことはできません。 移行により、それまでの成果物やアカウントには相当の影響があります。

  5. 移行処理の合間に、組織の所有者となる Docker ID の入力が必要です。 このユーザーアカウントは組織を管理するものであり、移行が終了した後は、このユーザーアカウントを使わなければ組織にはアクセスできなくなります。 この Docker ID は、ここからさらに移行を行うアカウントとして用いることはできません。

  6. Convert をクリックして確認処理へ進みます。 新たな所有者へは通知メールが届きます。 この所有者アカウントを使って、新しい組織にログインします。

    Pro ユーザーアカウントは、このようにして組織に移行されました。

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