docker volume inspect

説明

1 つのボリュームまたは複数のボリュームについての詳細情報を表示します。

API 1.21 以上  このコマンドを利用するには、クライアントとデーモンの API はともに、最低でも 1.21 である必要があります。 クライアント上においてdocker versionコマンドを実行して、クライアントとデーモンの API バージョンを確認してください。

利用方法

$ docker volume inspect [オプション] VOLUME [VOLUME...]

追加説明

ボリュームに関する情報を返します。 このコマンドが返す結果は、デフォルトでは JSON 配列です。 指定されたテンプレートを用いて、返される結果の出力書式を変更することができます。 Go 言語の text/template パッケージに、フォーマットに関する詳細が説明されています。

本コマンドの利用例については、以下に示す 利用例の節 を参照してください。

オプション

名前/省略形 デフォルト 説明
--format , -f Go 言語テンプレートを使って出力をフォーマットします。

利用例

$ docker volume create myvolume

myvolume

docker volume inspectコマンドを使って、ボリューム設定の内容を確認します。

$ docker volume inspect myvolume

出力は JSON 形式であり、たとえば以下のとおりです。

[
  {
    "CreatedAt": "2020-04-19T11:00:21Z",
    "Driver": "local",
    "Labels": {},
    "Mountpoint": "/var/lib/docker/volumes/8140a838303144125b4f54653b47ede0486282c623c3551fbc7f390cdc3e9cf5/_data",
    "Name": "myvolume",
    "Options": {},
    "Scope": "local"
  }
]

--formatフラグの指定により、Go 言語のテンプレートを使ったフォーマット出力を行います。 たとえば以下ではMountpointプロパティを出力します。

$ docker volume inspect --format '{{ .Mountpoint }}' myvolume

/var/lib/docker/volumes/myvolume/_data

上位コマンド

コマンド 説明
docker volume ボリュームを管理します。
コマンド 説明
docker volume create ボリュームを生成します。
docker volume inspect 1 つのボリュームまたは複数のボリュームについての詳細情報を表示します。
docker volume ls ボリュームを一覧表示します。
docker volume prune 未使用のローカルボリュームを削除します。
docker volume rm ボリュームを削除します。